2011年8月31日水曜日

FreeNASが遅い・・・

最初にHDDに不良が発生した以外は何の問題もなく運用できていたのですが、
やっぱり遅い。
smbでWindowsからファイルを書き込むとだいたい40Mぐらいの転送速度。転送速度が脈動してるのも気になる。
そしてなによりiSCSI、これが強烈に遅い。とても実用レベルじゃない。動画の再生すらコマ落ちしてまともに再生できない状態。


ってことでFreeNASから乗り換えようかと最近考えています。
FreeBSDはほとんど分からないのでパスして、本家のOpenIndianaかEONあたりでしょうか。
あとはNexentaあたり。
ただどれも一長一短あって悩ましい。
ってことで困ったときのVirtualBox。上記3つのOS全部いれてファイルサーバーとして構築してそれぞれの使い勝手を試してみました。

3つのOSを連続していじってて思ったのはやっぱFreeNASのWebGUIは偉大だったということ。
Nexentaは商用ベースでやってるのでしっかりしたWebGUIが用意されてるんですが、ほかは基本的にCUIのみ、FreeNASなら数秒で設定できることも、あれこれ時間がかかります。

とりあえず強烈に遅いiSCSIをなんとかしたいのでVirtualBox上ではあるんですが、それぞれのiSCSIの速度を簡単に測ってみました。

・VirtualBoxの設定
CPUコア数:2
メモリ:1G

・FreeNAS以外のOSのzfsの初期設定から変更したところ
dedup=on
compression=on
/etc/systemに以下追記

set zfs:zfs_nocacheflush = 1
set zfs:zfs_txg_timeout = 5
set zfs:zil_disable = 1

ほかはすべて初期設定のまま。VirtualBox上での比較に意味はあるのか?とかいろいろつっこみどころはありますが、まあざっくりこんな感じ、という程度で。
FreeNASはcompressionのみon。

まずVirtualBoxのHDイメージがおいてあるHDのベンチ結果。


・・・まあ、ずいぶん昔の300GのHDで総稼働時間も軽く1万時間こえてるボロいHDなので。


FreeNAS0.7.2.6694


おせえ・・・

OpenIndiana dev148


ローカルHDよりスコアがいいのはキャッシュが効いてるせいか?
EON-0.600-130


基本的にOpenSolarisからファイルサーバーに必要ない昨日を削りまくっただけなので
OpenIndianaとほとんど同じスコアですね。zfsのバージョンがこちらの方が若干古い。

NexentaStorCE 3.1.0


こちらもカーネルランドがOpenSolaris、ユーザーランドがUbuntuで、ベースがOpenSolarisなので
zfsのバージョンが若干古い。書き込みが落ちてるのが気になる・・・。


とりあえず簡単にiSCSIの差だけ比べてみましたが、やはりiSCSIは本家Solarisが強いなあ。
もうこれだけで乗り換える気満々。
気になるのはベンチ中はCPU負荷が相当高いこと。dedupとcompressionを有効にしてるからだとは思いますが、非力なProliantMicroServerでどこまで速度出せるのかね。
あ、FreeNASはその点安心の超低負荷で推移してました。

1 件のコメント:

  1. こんにちは。
    お時間あるときでかまわないので、FreeNAS 0.7.2.8191 でどれぐらいiSCSIの速度が変わったのか見てもらえませんか?

    https://sourceforge.net/projects/freenas/files/FreeNAS-7-Stable/0.7.2.8191/

    よろしくお願いします。

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